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オフィスを変える観葉植物の「フィトンチッド効果」とは|生産性を高める緑の投資

2026/05/26
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「オフィスの生産性を向上させたい」「従業員のストレスを軽減し、離職率を下げたい」 多くの経営者が抱えるこうした課題を、ローコストかつ手早く改善する手段として、観葉植物の導入があります。

植物には、リラックス効果を高めると共にストレスを軽減したり、集中力を高めることで生産性を向上させる効果があることが、様々な研究により証明されています。中でも注目されていることの一つに、植物が放出するフィトンチッドという成分があります。

ここでは、フィトンチッドがビジネスの現場にもたらす4つの効果、オフィスに適した観葉植物の解説、そして費用対効果を引き出す導入・配置のコツまでを徹底解説していきます。

目次

 

【フィトンチッドとは】植物が持つ人間に有用な成分

1.フィトンチッドの定義

フィトンチッドとは「微生物の活動を抑制する作用をもつ、樹木などが発散する化学物質。植物が傷つけられた際などに放出する、殺菌力を持つ物質」のことを指します。

1930年頃、ロシア・レニングラード大学のボリス・トーキン氏が、植物を傷つけるとその周囲にいる細菌などが死ぬ現象を発見したことから、植物が周囲に揮発性物質を放出したと考え、この物質をフィトンチッドと命名。さらにフィトンチッドは森林の中で人をリラックスさせる成分であることを明らかにしました

日本では、医学博士にして日本環境学会会長を務められた神山 恵三教授により薬理作用が実証され、森林浴の効果が理論的に解明されました。

フィトンチッドは、移動することができない植物が、有害な細菌・昆虫・カビなどから身を守るために作り出す、自然の防衛物質。そして森林浴のあの心地良い香りの正体であり、人間にとっては優れたリラックス成分や、抗菌・消臭の効果を持つ成分として作用します。

2.森林浴じゃなくてもいい。観葉植物からもフィトンチッドは出ている

当たり前のことながら、森林浴と観葉植物では規模があまりにも違います。そのため、「ただ植物の鉢を配置するだけではフィトンチッドの効果は得られないのでは?」と思われがちですが、しかし室内に設置した観葉植物も日常的にフィトンチッドを放出しています。
旅行などでごくたまに森林浴を行うよりも、密閉されがちなオフィス内こそ、フィトンチッドの効果が日々重ねて得られやすい空間であるとも言えるのです。

【経営者必見】オフィスにフィトンチッドがもたらす4つの効果

1.ストレス軽減とメンタルヘルスケア(自律神経の安定)

フィトンチッドを吸入すると、人間の自律神経のうち「副交感神経」が優位になることが実証されています。これにより、長時間のデスクワークによる脳の疲労を和らげ、従業員のメンタルヘルスを良好に保つことに役立ちます。

2.集中力・記憶力等の向上(生産性UP)

オフィスに緑がある環境は、作業効率を高めることがわかっています。これはフィトンチッドによるリラックス効果に加え、視界に入る緑の割合を示す「緑視率」との相乗効果によるものです。脳の緊張が適度にほぐれることで、タスクの処理能力や記憶力、アイデアの発想力などが向上し、オフィスでの生産性に大きく貢献します。

3. 空気の清浄・抗菌・消臭効果(クリーンな環境づくり)

フィトンチッド本来の「抗菌・防カビ・消臭」作用は、室内の空気の質を徐々に改善することに貢献します。例えば、ホルムアルデヒド等の有害物質を植物が少しづつ吸着・分解するだけでなく、空気中の浮遊菌の繁殖を抑制します。さらに、オフィス特有のニオイも自然の力で徐々に消臭し、クリーンで衛生的な空間を維持するのに役立ちます。

4. 企業のイメージアップとブランディング(採用・集客への好影響)

フィトンチッドを放出する観葉植物が美しく配置された空間は、厚生労働省から推奨されている「ウェルビーイング経営(従業員の健康と幸福)」を重視している企業として、来客者にクリーンな印象を与えます。また、求職者に対しても魅力的な職場環境として映るため、採用において大きなアドバンテージとなり得ます。

オフィスでフィトンチッド効果を得るための観葉植物例

フィトンチッドには自律神経を整えて心身をリラックスさせ、ストレスホルモンを減少させる効果があります。これは植物全般に言えることですが、観葉植物にはそれプラス固有の特長があり、中でもオフィス環境に適した植物があります。ここではそういった植物をいくつか具体的にご紹介します。

  観葉植物名 植物としての特徴 特徴 設置ポイント
パキラ 仄かなグリーンの香り。葉からの水分蒸散作用が高く、室内の湿度を適度に保つ働きも期待できる 耐陰性・環境適応力・(比較的)乾燥に強い
耐陰性を持つため日陰に強く、蛍光灯やLEDの光源でも元気に育つ。寒暖差など環境の変化にも強く、比較的乾燥にも強い
ワークスペース、打ち合わせスペース、会議室等
シェフレラ 強い香りはなく、ほぼ無臭のため、あえて緑の匂いを感じさせずにフィトンチッドの効果を得たい場所などの設置に向いている 耐陰性・乾燥に強い・環境適応力・病害虫に強い
室内環境において非常に優れた観葉植物。蛍光灯やLEDの光源でも育ち、水やりを少々忘れても枯れにくく、寒暖差にも強い上に、病気になりにくく害虫にも強い
強い香りが無く、室内環境に強いため、どんな場所にも合いやすい
モンステラ 香りは薄めだがリラックス効果が高いと言われている。大ぶりな葉が特徴で、水分蒸散量が多いため、エアコンなどによる乾燥を防いでくれる役割も 耐陰性、乾燥に強い
耐陰性を持つため日陰に強く、蛍光灯やLEDの光源でも元気に育つ。多少の水枯れにも動じず、新しい環境にもすぐに馴染む
リフレッシュスペース、会議室、カフェテリア
ドラセナ グリーンを感じる爽やかな香り。フィトンチッドの効果の中でも、有害物質の除去能力が比較的高いと言われている 耐陰性・病害虫に強い
耐陰性を持つため日陰に強く、蛍光灯やLEDの光源でも元気に育つ。インテリア性も高いため、来客がある場所などにも向いている
応接室、社長室、エントランス
トックリラン 強い香りはなく、ほぼ無臭のため、あえて緑の匂いを感じさせずにフィトンチッドの効果を得たい場所などの設置に向いている 乾燥に強い・環境適応力に優れる・病害虫に強い
膨らんだ根元に水を溜め込むため、乾燥に強く、比較的手間がかからない。忙しい職場に適している
耐陰性はないため、日当たりが良い場所に設置する

観葉植物の種類や形状をお確かめになりたい方は、どうぞ樹利丸園芸店の商品一覧ページをご参照ください。

▶商品一覧はこちらからどうぞ

オフィスでフィトンチッドの効果を生かす「導入・配置のコツ」

1. 観葉植物は「緑視率」も考慮して配置する:割合は10%〜15%)

観葉植物には視覚的効果もあります。フィトンチッドと共にこの視覚的効果をビジネスに生かす上で、とても重要な指標が「緑視率(りょくしりつ)」です。これは、人の視界に占める緑(植物)の割合を指します。

建築や心理学の研究において、緑視率が「10%〜15%」の環境下で、人間のストレスが最も軽減し、作業パフォーマンスが最大化することが科学的に実証されています。つまりオフィスのデスクに座った際、視界の約1割強に緑が入るようなボリュームを目指して観葉植物を配置すると、より植物の効果が高まり、パフォーマンスの向上が図れます。

▶詳しくはこちら:「緑視率」で変える次世代オフィス戦略|生産性を向上させるオフィスグリーンとは」

2. フィトンチッドの効果を高める配置スポットを意識する

フィトンチッドの効果を空間全体に届けるためには、配置する「場所」にも工夫が必要です。

人の動きや風の通り道がある場所など、自然な空気の流れがある場所に置くことで、植物から放出されたフィトンチッドが室内に効率よく循環します。

3. メンテナンス(水やり・日当たりなど)の注意点

観葉植物を置く上で、最も避けたいのが「植物を枯らしてしまうこと」です。葉が黄色くなったり、枯れたりした植物が放置されていると、フィトンチッドの効果が薄れたり無くなってしまいます。また、来客に「管理が行き届いていない」「不衛生」といったマイナスの印象も与えてしまうため、逆効果になってしまいます。

日当たりが限られるオフィスでは、耐陰性(日陰でも育つ力)や耐乾燥性に優れた品種を選ぶことが重要です。また、社内で代表管理者や当番などを決めることも重要です。

さらに植物の健康状態を保つことは、空間の運気を整えることにもつながります。

▶ 縁起や運気に関してはこちら:「オフィスの生産性を高める観葉植物を、風水の配置で整える効果」

まとめ:観葉植物は「経費」ではなく、組織を活性化させる「投資」です

これまで、オフィスの観葉植物は単なる装飾品や、予算に余裕があるときに購入する経費として扱われがちでした。しかし植物が放出するフィトンチッドには、ストレス軽減・生産性向上・空気清浄・ブランディングといった、企業の成長を支える科学的効果があります。つまり、観葉植物は空間のインフラであり、従業員への価値ある投資でもあるのです。

「やすまる、たかまる、あたたまる」。心身の健康とパフォーマンスの最大化に繋がるこの言葉を大切にしている樹利丸(じゅりまる)園芸店では、オフィスの環境・ご予算に合わせた観葉植物の選定から、効果的な配置のご提案まで、様々なご相談にお答えしていますので、どうぞお気軽にご連絡ください。フィトンチッドが広がる健やかな空間づくりを、ぜひ一緒に始めましょう。




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