
最新展示会で見えたトレンドとAI技術|GARDEX 2024レポート
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10月9日〜11日に幕張メッセで行われた、GARDEX (第18回 国際 ガーデン&アウトドアEXPO)へ行ってきました。展示会の内容や見学方法、印象に残ったAI技術などの情報を共有したいと思います。
目次
- GARDEX (第18回 国際 ガーデン&アウトドアEXPO)とは
- 展示会の見学方法
- 出展社数はなんと800社以上!
- エコを追求する企業の取り組み
- おすすめアプリ紹介 AI技術で進化する植物業界
- まとめ
GARDEX (第18回 国際 ガーデン&アウトドアEXPO)とは

GARDEXは毎年10月に開催される展示会で、世界中から農業関連の新製品が集まります。
- 園芸用品
- 造園資材
- アウトドア製品
- ガーデン雑貨
- 商業施設向けの屋外空間製品など
実際にその場で製品を見て試して、比較検討できるなど、最新情報を知る絶好の場です。同時開催の【農業WEEK(通称J-AGRI)】と【TOOL JAPAN】も見ることができます。
開催期間 | 2024年10月9日(水)~2024年10月11日(金) |
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開催場所 | 幕張メッセ |
入場料 | 無料 |
参加方法 | 公式サイトから登録 |
出展社数 | 893社 |
来場者数 | 約3万6千人 公式サイト 来場者数より |
展示会の見学方法

画像:弊社のパスカード
当日の受付もしていますが、事前にサイトから登録をし、メールで届くバッチを印刷しておくとスムーズに入場することができます。課長クラス以上の方はバッチにVIPと印字され、ラウンジ利用の特典がつくなど、優雅な気分を味わえます。

出展社数はなんと800社以上!

画像引用元:公式サイト 前回(2024年)結果報告 前回会場案内図
893社もあるので、会場案内図を見るのも大変!自分がどこにいるのか分からず、「ここさっきも通ったぞ」という現象が多々発生します。私は2時間ほどしかいられなかったので、過去に見たことのある【農業WEEK】と【TOOL JAPAN】は軽く見て、【GARDEX】を主に見てきました。
その中から気になった商品をいくつかご紹介します。
エコを追求する企業の取り組み
環境への負荷を減らしながらも、日々の暮らしを豊かにする、そんな願いを叶えるエコ商品が次々と登場しています。環境問題に対する意識が高まる中、企業にとって再生可能な素材で作る商品づくりは大きな課題となっています。
環境とお財布に優しい!リサイクルポット

廃棄農作物の麦わらとリサイクルプラスチックを原材料とした、環境に配慮した商品です。 麦わら材の植木鉢は100%リサイクル可能で、通気性や吸水性が高い特徴があります。 使用寿命が長いことも、資源を節約することにつながっています。
リサイクル鉢はやや高めの値段設定が多い印象ですが、こちらは500円以下とお手頃な価格でした。
廃棄ヤシ繊維を活用!エコで可愛いCoCo玉ポット

日本の苔玉をヒントにインドネシアで作られ、現地でよく廃棄されるヤシ繊維をベースとした天然素材100%のエコなインテリアポットです。インドネシアで特許を取得しており、高い品質とオリジナリティが保証されています。
再利用&廃棄も簡単!木から生まれた土

画像引用元:木から生まれた土のご紹介|株式会社ハイポネックスジャパン
建材を作る過程で余ったチップを、特殊な技術で植物が育つ土に加工し、肥料成分を追加したものです。木は国産材で安全・清潔。とても軽いため持ち運びが楽にでき、吊り鉢にも適しています。肥料成分は段々となくなりますが、繰り返し使用でき、不要になった土は燃えるゴミとして捨てられます。

おすすめアプリ紹介 AI技術で進化する植物業界
私たちの生活に多岐にわたり関係しているAI(人工知能)ですが、その進化は目覚ましく、植物業界にも変革をもたらしています。中でも、植物愛好家たちのオンラインコミュニティやECショップとして人気の【GreenSnap】は、AI技術を活用したアプリを多く開発しているので、3つ内容をご紹介します。
アプリ 1)履歴を元にお客様と植物をマッチング!

画像引用元:growplantsAI | GreenSnap株式会社
お客様の過去の購入履歴や検索履歴、好みの植物ジャンルに基づいて、その人に合わせた商品提案を行います。これにより、お客様は膨大な商品の中から自分にぴったりの植物を簡単に見つけることができます。
アプリ 2)24時間対応!顧客の不安をチャットボットが解決

画像引用元:チャットボット | GreenSnap株式会社
植物に関する質問や、購入後のケア方法についての問い合わせを、AIチャットボットを導入することで、24時間365日対応可能にしています。AIが植物に関する膨大なデータを活用し、お客様の質問に迅速かつ正確に答えることで、カスタマーサポートの負担軽減と顧客満足度の向上を実現しています。
アプリ 3)写真一枚でグリーンデザインを提案

画像引用元:indoorgreenAI | GreenSnap株式会社
屋内のグリーンデザインのさまざまなパターンをAIが学習し、屋内に適したデザインを自動で提案することができます。これにより、オフィスや店舗にグリーンを配置する際に、事前にイメージを確認したり共有することができ、納品後のイメージの差異を減らすことができます。

まとめ
最新情報に触れ、とてもいい刺激になりました。展示会で見たさまざまな商品から、観葉植物業界は単なる癒しや装飾品を提供するのでなく、環境への負担を減らす役割を果たすことを改めて実感しました。